女性特有の悩み「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」を改善するために

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なぜ不妊になるのか

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)になるとなぜ不妊になるのかを解説します。 

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)患者が不妊になる理由

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とはどのような病気かまず初めに、良く混同されてしまうPCOとPCOSの関係性について説明します。多嚢胞性卵巣(PCO)は、多くの未成熟の卵胞が卵巣内に溜まっている卵巣自体のことを意味する言葉で、女性全体の約20%に見られると言われています。

そして、PCOと似た言葉に多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)がありますが、これは多嚢胞性卵巣を含む月経・排卵・ホルモン異常、肥満、男性化等の諸症状全てを指す言葉です。PCOとPCOSはイコールではありません。ですので、PCOの患者さんすべてがPCOSであるとは限らないのです。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は生殖年齢の女性の6~8%に見られるそうで、その特徴的な症状の1つが排卵障害であり、不妊の原因と言われています。多嚢胞性卵巣症候群患者のおよそ7割の女性が排卵に問題を起こすため、妊娠に結びつかず、不妊症になる可能性はとても高くなります。

さらに、卵巣自体の機能障害による二次性無月経や子宮からの不正性器出血なども起りやすくなるため、厄介な病気と言えます。

PCOSの排卵障害は、ホルモン分泌の異常によって起こるのですが、卵巣内に未成熟の卵胞が多数発生し、ネックレスのように連なって詰まってしまいます。その上、卵巣の表面が硬くなることで、より排卵が起きにくくなって妊娠成立が困難になるのです。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の不妊のメカニズム

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とはどのような病気か多嚢胞性卵巣(PCO)になる原因は、残念ながらまだすべて解明されていませんが、PCOが起こる原因の1つに、視床下部から下垂体、そして卵巣というホルモン分泌過程の不調和が挙げられています。

脳下垂体から出るLH(黄体化ホルモン)とFSH(卵胞刺激ホルモン)が卵胞を発育させるのですが、このうちLHの分泌量が増えすぎることで2つのホルモンのバランスが乱れ、卵胞が育たたず、卵巣の表皮が厚くなってしまうのです。排卵をしないと、排卵をさせるためにLH分泌がさらに増えるため、さらに悪循環に陥ります。

また、子供が6~8歳頃から大人になるためのホルモンが分泌されるアドレナーキという時期があるのですが、その頃にホルモン分泌量が多すぎると男性化傾向が大きくなる可能性があります。このアドレナーキ時期に分泌される男性ホルモンを副腎由来の「アンドロゲン」と言い、高アンドロゲン下では卵胞の発育障害が起こりやすく、排卵障害の原因となるのです。

その他に、X染色体の構造や数に問題があるという遺伝的要素説、肥満がアンドロゲンの過剰産出を促進して排卵率を下げる説、インスリンが高濃度になることによるアンドロゲン・テストステロン等の男性ホルモン増加等が、不妊症の要因として考えられています。

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多嚢胞性卵巣症候群の改善ガイド